校長室だより テキストバージョン vol.51~60

10月15日〈51号〉

 この土日は好天に恵まれ、いろんなところでスポーツ関係のイベントなど行われていました。7月開催予定でしたが猛暑により延期されておりました本校PTA生活指導部主催の児童球技大会も、13日(土)の午後から町民体育館にて行われました。
 延期されたことで従来のチーム、児童の参加が見込まれるか、不安はありました。しかし当日、体育館に入りますとたくさんの子どもたちと保護者の方々の姿が見られます。すでに館内はかなりの熱気です。PTA生活指導部のみなさんは早くから準備を整えておられます。
 今回の開催延期によりまして練習期間も延びましたし、各チームのお世話をなさっておられるみなさんの御負担も大きかったのではないかと思います。そしてPTAの皆様、ここまでいろんな課題もあったかと思います。お疲れ様でした。
 さて、出場チームを紹介しましょう。予選として全体が3つのリーグに分けられています。Aリーグには千本B、口石B、西町、四ツ井樋Aの4チーム、Bリーグには里、四ツ井樋B、東町、口石Aの4チーム、Cリーグには千本A、佐々南、土手迎・芳ノ浦・木場合同の3チームが入りました。開会式のあと、それぞれのリーグで熱戦が始まりました。 子どもたちを見ていて感じたのは、投げるという動作は最近の子どもたちには縁遠い運動なのかなと考えたりもしていたのですが、決してそうではないということ。いいフォームで投げています。さらにボールを避ける際の縦や横の動きがとてもスムーズで転んだりする子がいません。もちろん練習の成果があるのでしょう。なかなかレベルの高いゲームを見せていただきました。それにしても1・2年生の児童も参加してがんばっています。6年生の子、そんな小さな子にはちゃんとゆっくり投げています。このあたりの配慮がとてもすてきで、勝利を目指しながら相手のことも思いやります。
 優勝は西町チーム、準優勝は四ツ井樋Bチームです。本当に僅差で、わずか一人の差でした。そして3位は土手迎・芳ノ浦・木場合同チームです。おめでとうございました。
 出場した児童のみなさん、お世話下さった皆様、お疲れ様でした。いい大会でした。ありがとうございました。

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10月23日〈52号〉

 このところずいぶん寒くなりまして、我が家ではすでにこたつが活躍しています。10月もあと1週間あまりということになりました。今週末には修学旅行という大きな行事が控えています。6年生にはどうか元気にその日を迎えることが出来ますよう、保護者の皆様、子どもたちの体調には十分御配慮ください。なお、私も旅行の引率に加わり、子どもたちの安全を確保します。
○金曜日午前、教育委員会の皆様が本校を訪問されました。
 これは県内どの郡市でも行われているもので、教育委員会が1年に一度、管轄する学校を訪問し、校長の学校経営の方針や学校・児童・職員などの現状について説明を聞きます。さらに授業中の教室を視察し、最後に今後の学校教育活動について校長や教頭に対して指導を行います。今回の訪問には教育長以下教育委員会より5名、教育委員さん4名の計9名がお見えでした。2,3校時には各教室を見て回られました。学級数が多く、ひとつの学級に4,5分しか時間を配分できませんでしたが、どの学級の子どもたちも元気に、真剣に学習に取り組んでおり、視察終了後、みなさんにほめていただきました。また、電子黒板など最新の教材・教具を使った授業も多く、その点でもみなさん、関心をもたれた様子でした。
 お昼の時間にはそれぞれ教室に入られ、子どもたちと一緒に給食です。どの教室でも子どもたちと楽しそうに語り合いながら食べておられる姿を見ることが出来ました。教育委員会や教育委員の皆様には今後の本校の教育活動推進に向けて様々な助言をいただきました。さらに努力を重ねる所存です。
○その日の午後は英語の研究授業を行いました。
 3校共同研究については以前にもお知らせしておりましたが、その一環として先週金曜日の午後、6年生の学級で外国語の授業を行いました。佐々小、佐々中からも先生方がお見えです。学習指導要領の改訂により、小学校にはさらに強い英語の波が押し寄せています。かつて、外国語や外国の文化に慣れ親しむものであった外国語活動の授業ですが、次第に、書いたり読んだりという活動が取り入れられるようになってきました。それでもやっぱり自分の意思を何とか相手に伝えようと努力することは大切です。6年生は、授業の中で友達同士、または参観の先生方に積極的に英語で話しかけ、世界のどの国に行きたいか、そこで何を食べたいか、自分の考えを説明していました。今の子どもたち、けっこうやりますよ。
 小学校の先生は大学等でも英語指導については特に勉強していませんし、教えた経験がありません。それでもやらなければなりません。みんな一生懸命です。

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10月29日〈53号〉

 ずいぶん爽やかな秋の一日が始まりました。登校してくる6年生を見ていますが、見た感じ、疲れはなさそうです。土日、ゆっくりと休むことが出来たのでしょうか。6年生のおうちの方、旅行のお土産話、たくさんお聞きになりましたか。私からも旅行中の子どもたちの様子につきまして、皆様にお伝えしようと思っています。ひとことで言えば、素晴らしい修学旅行でした。
○出発式を経て、まずは武雄の宇宙科学館へ。
 25日、爽やかに澄み切った空、6年生はいつもより早めに登校しています。大きな荷物で6年生だと分かりますが、もうワクワク感が体中から溢れています。笑顔がいっぱいです。修学旅行ですからね。8時10分、出発式、私は「多分、みなさんの人生の中でも特に大きな記憶となる行事です。どうかいい思い出を。」という内容の話をしましたがさて、子どもたちの耳に入ったかどうか。そして乗車、出発。5年生以下、たくさんの子どもたちが見送りに出ています。校門から信号まで並んでいます。口石小の伝統なのでしょう。
 1時間ほどで最初の目的地、武雄の宇宙科学館です。ここは修学旅行ではよく見学コースに入る施設で、私も何度か来たことがあります。最近リニューアルされていますが、科学の原理など使った楽しい器具がたくさん設置されています。宇宙飛行士や月での散歩など人気のアトラクションは他の学校の児童も多く、体験できませんでしたが、投げたボールのスピードを測る機械や体を包み込むおきなシャボン玉作りなどに子どもたちは夢中になっていました。
○吉野ヶ里で見学、お弁当。
 武雄を出て間もなく、佐賀の吉野ヶ里町へ。吉野ヶ里遺跡は弥生時代の大規模な環濠集落跡です。南内郭・北内郭、墳丘墓跡、展示室などを学級単位で見学しました。子どもたちは弥生人の衣服を着てみたり、竪穴式住居に入ってみたり、物見櫓(やぐら)に上ったりして当時の人々の暮らしに思いをはせました。
 さあ、見学が終わると昼食の時間です。おうちの方に作っていただいたお弁当を食べます。それが終わるとまず1回目のお土産を買う時間。公園入り口のお土産屋さんに口石の子どもたちがあふれています。子どもたちは、お土産を渡す相手のことを考えながら楽しそうに選んでいました。以下、次号にて。

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10月30日〈54号〉

○大刀洗平和記念館へ。セレモニーに参加しました。
 吉野ヶ里を出て福岡県の筑前町にある大刀洗平和記念館を訪問しました。実はこの日、平和記念館では大きなセレモニーが予定されていたのです。
 佐々木禎子さんは広島の平和公園の原爆の子の像のモデルとなった方です。2歳で被爆し、10年後のちょうどこの日、白血病により亡くなりました。禎子さんは折り鶴を千羽折れば願いが叶うという言葉を信じ、たくさんの鶴を折り続けました。残念ながらその願いは叶わなかったのですが、折り鶴に託した願いは受け継がれてきました。その禎子さんが折った鶴がこの日、平和記念館に寄贈されたのです。禎子さんのお兄さんと甥御さんが来館されていました。福岡県の議員の方やマスコミの方々もおられます。寄贈された鶴は小指の爪の先よりも小さいのです。写真でおわかりでしょうか。この鶴を禎子さんは千数百羽折ったのだそうです。この小さな折り鶴に、子どもたちも平和への強いメッセージを感じたはずです。セレモニーのあと、本校児童が折った鶴を記念館に寄贈しました。ここでの滞在時間が延びましたのでホテル到着の時間が遅れてしまいましたが、貴重な平和学習の場となりました。
○ホテルへ。一番楽しみな場所?
 さあ、ホテルに到着です。和風旅館という雰囲気でしょうか。子どもたちは一部屋に男子だと4~5人、女子は6~7人で宿泊します。楽しいホテルでの夜が始まるのです。みなさんもそうではありませんか。修学旅行中、いろんなところを見学しますけれども、やっぱり一番印象に残っているのはホテルでの夜のことではないでしょうか。
 さて、まずは夕食。子どもたちにとってはこれがまた楽しみなのです。メニューはエビフライ、唐揚げ、焼き肉にうどん、グラタンにマッシュポテト、ゼリーとなっています。子どもの好きなおかずがずらり。ちなみに私たちも子どもたちと一緒に同じものを食べます。けっこうおいしくて子どもたち、続々とおかわりをお願いしています。あんまり食べ過ぎないように注意しながら先生方が見守っています。さあ、夜はこれからです。

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10月31日〈55号〉

 今朝は一段と寒さが増したように思います。私は軍手をして子どもたちを迎えていますが、このところポケットに手を入れたまま歩いて来る子どもたちの姿を見かけるようになりました。転んだときに危険です。それよりも手袋の方が安全です。さて、修学旅行の報告、続きです。
○ホテルでの様子
 夕食のメニューは昨日お知らせしましたが、その会場は右の写真を御覧下さい。大広間でみんなで食べています。どの子もおいしそうに食べていました。たくさんおかわりをする子もいてちょっと心配したりもしておりましたが大丈夫でした。
 夕食後は入浴です。さすがに私、カメラを持ってお風呂場をのぞくわけにもいきません。子どもたちの入浴が終わってから私もお風呂に行きました。部屋にもお風呂はありましたがそこは大浴場に、と思って行ってみますと、この日は男性がジャングル風呂になっています。次の日が女性となるわけです。そのジャングル風呂、なかなかいい雰囲気です。浴槽は3つあります。その中のひとつには滑り台まであります。これは楽しかったでしょうね。そしてここは原鶴温泉なのですし。
 子どもたちの入浴が終わると班長会です。階下のロビーで行います。15人の班長さん、みんな素晴らしい。ここで先生方から聞いたことを確実にメモし、他の子どもたちに伝えます。まじめだし、責任感が強い。立派な班長さんたちでした。
 班長さんたちが部屋に帰ってから消灯まで、しばらくは自由時間です。子どもたちは思い思いに楽しい旅館での夜を過ごしているようでした。あとで担任の先生方に話を聞きましたが、子どもたちはおおむね、ちゃんと寝ていた、とのことでした。もちろん中にはすぐにはねつけない子どももいたでしょう。それでも他の子どもに迷惑をかけることはなかったと聞いています。  そして朝、朝食は7時です。もちろん私たちも一緒に食べます。ハムエッグとお味噌汁、鮭、卵焼きにサラダというメニューです。ほとんどの子どもたちは朝から元気に食べていました。
 8時には支度をしてロビーに集合、旅館のみなさんに御礼を言ってバスに乗り込みます。修学旅行も2日目、今日はまず、福岡市百道地区での班別研修です。さて、口石の子どもたち、都会の真ん中で無事に目的地を探すことが出来るのでしょうか。

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11月1日〈56号〉

 修学旅行2日目は福岡市百道地区での班別研修です。各グループ毎に目的の施設等を決め、自分たちでそこまで行きます。地図を見ながら場所が分かればよし、分からなければ人に聞くなど子どもたちなりの工夫や判断を求めます。さて、どうなることやら。
 その前に全員で福岡タワーに上りました。高い。福岡市が一望できます。やっぱり福岡は大都会です。
 エレベーターで降りればすぐに班別行動開始です。すでに携帯電話が各班に渡されています。これは最近の児童・生徒の自主研修には必需品となっており、今回お世話いただいている旅行会社から借りています。 何か予期せぬトラブルなどあれば、すぐに担任に連絡することが出来ます。さて、電話の出番があるのでしょうか。
 1つの班が2~3の施設を回ります。私たち引率者は子どもたちの目的の施設に先回りして到着を待っています。人気が高いのは福岡市博物館、ヤフオクドーム、市民防災センター、海浜公園です。私は博物館を担当しました。ここにはあの金印があるのです。もちろん子どもたちは歴史の学習でその存在を知っています。ただ、実際にそれを見た子どもの感想は「小さい!」です。教科書や資料集などには大きく伸ばして載せてありますので実物を見るとちょっと意外な気がするのです。でもみんな興奮気味に金印に見入っています。
 携帯電話の使用があったかどうか。それはさておき、どの班も時間通りに集合場所に帰ってきました。ちょっと早めに帰ってお土産を物色したりしている班もあります。子どもたち、しっかりしています。
○最後の見学地、太宰府へ。
 この頃からちょっと空模様が怪しくなってきました。あとで聞きますと佐々の方はこの日、すでに朝から降っていたとか。太宰府天満宮の参道を歩く頃、ぽつぽつと落ちてきましたが、子どもたちは雨具の準備もしておりますので大丈夫。集合写真を撮り、それぞれがお参りを済ませ、おみくじをひいたりしています。本殿の裏手にあるレストランで昼食です。メンチカツ弁当です。これもおいしかった。梅ヶ枝餅も食べたかったのですが、ここは我慢。さあ、あとはバスに乗って佐々を目指します。私が乗せていただいた2号車、子どもたちの雰囲気がよくて2日間楽しく過ごすことが出来ました。6-2のみなさん、ありがとう。楽しい旅行でしたね。保護者の皆様、御協力、ありがとうございました。無事に帰ってまいりました。

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11月2日〈57号〉

 秋もずいぶん深まりました。そのうちに白く霜の降りた朝を迎えることにもなるのでしょう。11月です。2学期が半分過ぎました。この時期の大きな行事といたしまして、来週末に学習公開が予定されています。普段の参観日と違い、音楽等、子どもたちの発表がメインとなります。 どうぞ、御来校され、子どもたちの一生懸命を御覧下さい。
 さらに、午後の部では佐世保東翔高校の吹奏楽部のみなさんの演奏を聴くことが出来ます。これも楽しみです。ぜひ、午後の部にも御参加下さい。お待ちしております。
○芋掘りに行ってきました。
 一昨日は1年生、昨日は2年生が農業体験施設に上り、芋掘りを体験してきました。私もちょっとだけ行ってみました。施設の職員のみなさんが本当に大切にお世話下さっており、広い畑にはサツマイモの葉や茎が元気に茂っています。これから掘る畑のつるはすべて刈り取ってあり、あとは掘るばかり、という状態です。
 職員の方にやり方を教えていただき、早速芋掘り開始。出るわ出るわ、大きな芋が次から次へごろごろと。いい畑ですから土も軟らかく、特に道具を使わなくても掘り出すことが出来ます。ここの芋の特徴は、1本の茎にずらっと芋がついていること。壮観です。芋は大きさがそろっており、焼き芋にしたら絶対うまいだろう、そんな形です。
 芋を掘り出した2年生の顔。本当にうれしそうです。そんな子どもたちの表情を撮る私もとても幸せな気分になります。穫れた芋は施設の方が学校まで運んで下さいました。焼き芋もあります。ひとついただきましたが最高でした。子どもたちは収穫した芋を分け、それぞれの家庭に持って帰りました。もう食べられましたか。天ぷら、ふかし芋、豚汁など食べ方はいろいろ、絶対おいしいはずです。施設の皆様、ありがとうございました。

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11月8日〈58号〉

 このところ暖かい日が続いています。しかしながら職員室には体調を崩し気味の先生も数名おります。季節は変わり目ですし、学校は今、多忙な時期でもありますから。お子さんはもちろん、皆様もどうぞ御留意なさいますように。
 この時期ですからいつもどこからか音楽が聞こえてきます。体育館、教室、音楽室。日曜日の学習公開に向けて子どもたちは最後の練習に打ち込んでいます。とても楽しみです。3年生は音楽に加えて社会科見学の報告を行うとのこと、私も同行しましたし、これにも期待しています。日曜日、たくさんの方々の御来校を、子どもたちと一緒にお待ちしております。
○佐々町子ども読書活動推進計画(案)の策定委員会に参加しました。
 「子どもの読書活動の推進に関する法律」というものがあります。表題通り、子どもの読書活動の推進に関する様々な必要事項について定めた法律です。第4条には、地方公共団体は子どもの読書活動推進に関する施策を策定すること、と明記されています。第6条には子どもの読書に関する保護者の役割などが書かれています。
 それを受け、佐々町でも子どもの読書活動の推進を目指して様々な努力がなされています。見出しの委員会もその一環です。このたび町が定めようとしておられる方策(案)には学校が取り組むこと、家庭(PTA)にお願いすること、地域が行うこと、保育所が行うこと、町立図書館が行うことについて、それぞれ具体的な方策が述べられています。たとえば学校は「朝読書」活動を推進すること、読書冊数目標の設定や読書コンクールを実施すること等です(学校の実情に合わせて)。
 その話し合いの中で、地域の代表として参加しておられる「図書ボランティアの会」、さらに町立図書館からお話がありました。
 右のチラシ、御覧になったことがありますか。このような催し物が町立図書館で行われています。しかしながら周知が足りないのでしょうか、参加児童が少ないのだそうです。子どもが読書の魅力に気付くきっかけになるかも知れません。日曜日の開催ですし、お子さんを参加させてみませんか。次回は11月18日となっています。小学校1~3年生が対象です。もちろん無料ですし、おすすめいたします。

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11月13日〈59号〉

 今日は素晴らしいお天気です。中庭のもみじはもう真っ赤に色づいて秋の深まりを感じさせます。一昨日の日曜日を学習公開日といたしましたところ、本当にたくさんの皆様に御来校いただきました。来賓の方々、御家族、おじいちゃん・おばあちゃん、地域の皆様、来て下さったみなさんに、子どもたちの思いを届けることができたのではないかなと考えています。
 1時間目は1~3年生の発表が各教室で行われました。私、カメラを持ってそれぞれの教室を回りましたが、どの教室にも御参観の方々がびっしり、とても写真の撮影などできませんでした。1年生は音楽の発表と劇です。かわいらしいお面は児童の手作りです。台詞を覚えて、動作をつけながら演じています。楽しい発表でした。2年生はかわいい劇と今回できるようになった昔遊びを披露しています。みんな緊張もしたでしょうが立派に発表することができていました。3年生は社会科見学の報告です。お茶やめんたいこ、アイスクリームの工場を見学し、分かったことや感じたことをまとめています。立派な発表でした。 次は体育館での高学年の発表です。まずは三気太鼓のパフォーマンス。いつ見てもかっこいい。次の4年生もよかったですね。3曲披露してくれましたが、私個人的には「風になりたい」が知っている曲でもあるし印象に残りました。子どもたちの演奏や動きに南の国の風を感じました。5年生も3曲発表してくれましたが、最後の「アフリカンシンフォニー」がまたよかったですね。壮大なアフリカの大地を感じました。6年生は「シング・シング・シング」。ジャズの名曲です。思わず体が動き出す、そんな曲です。午後、佐世保東翔高校の吹奏楽部の演目にもこの曲が入っていましたから聴き比べることができました。その東翔高校の吹奏楽部ですが、実に素晴らしい演奏でした。多くの方々の御協力に心より感謝します。

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11月19日〈60号〉

 学校の中庭の紅葉があまりにも見事でしばらく見とれていたりします。11月も終盤を迎え、師走の慌ただしさがすぐそこに見え隠れしていますが皆様、体調をくずしたりしておられませんか。1日の気温の差も激しく、今は注意の必要な時季です。
 先週の水曜日、1年生は生活科見学に出かけました。バス2台に分乗して森きららと海きららを訪ねました。佐々からも近いところにありますから、ここに初めて来たという子どもは少なかったように思います。私、森きららの方はずいぶん久しぶりです。ですから、私の中ではここは「石岳(亜熱帯)動植物園」という名称がいまだに根付いています。保護者の皆様はどちらの名前が先に出ますか。
 1年生と一緒に園内を回っておりますと少しずつ、記憶がよみがえります。昔、象もいましたよね。ちょっと調べてみました。名前はハナ子、1972年からここにいたそうです。一昨年、45歳で亡くなったとのことでした。私が子どもの頃、そして私の娘、さらに孫も、同じ象を見たことになります。三代にわたってここで象を見た、そんな御家庭も多いのではないでしょうか。
 さて、園内にはいろんな動物がいます。1年生、大はしゃぎです。ライオンも熊もいます。シマウマにキリン、新しくペンギンが飼われているのには驚きました。お昼前まで、楽しく過ごすことができました。
 さあ、お昼ご飯です。海きららのデッキで食べます。天気がよくて、海がきれいです。遊覧船から修学旅行の学生でしょう、手を振っています。1年生も応えます。お弁当を食べる子どもたちは本当にうれしそうです。見ているこちらも幸せな気分になってきます。
 そして中に入るのですが残念なことにイルカのショーがこの日は中止だったのです。お産して間もないから、というのがその理由だそうです。その分、施設内を時間をかけて回ることができました。一番人気はでっかいエイだったでしょうか。イルカの親子も見ることはできました。ここも開園当初とはずいぶん変わりました。より楽しく、海の生き物を見たり、触れたりすることができるようになっています。下村博士(H20、ノーベル化学賞受賞)の関係でクラゲの研究が盛んですが1年生にはちょっと難しかったかも知れません。
 1年生はいっぱい楽しんで学校に帰りました。私は1-2の教室で何が一番楽しかったですか、と聞いてみましたが、多くの子どもが「全部!」と答えました。体調により残念ながら参加できなかった子たち、来年はきっと。

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