校長室だより テキストバージョン vol.61~70

11月28日〈61号〉

 11月が終わります。いよいよ師走、今年も残すところ1ヶ月となりました。今年中にやっておくべきこと、私にもいくつかあります。さぁ、ラストスパートです。
○通学路の危険箇所がHP上に表示されています。
 この夏、保護者の皆様には児童の通学路に関しまして、アンケート等で危険箇所の情報を寄せていただきました。また、その情報を集約する活動にも御協力いただきました。ありがとうございました。このたび、その成果を直接、皆様に御覧いただくことができるようになりました。
 下の図、佐々町の地図ですが、表示されている番号をクリックいたしますとその場所の写真が表示されます。写真を見ることでその場所の危険性について具体的にイメージできます。
 これは町内の3つの学校に寄せられた情報を教育委員会、警察関係はじめ、様々な人たちに精査していただき、実際に現地調査をした上で確認したデータを3校を回っておられるICT支援員の方がHP上にアップして下さったものです。地図の作成から写真の挿入など、大変手間のかかる作業であったと聞いております。各学校のHPからアクセスすることができます。「口石小学校」で検索されてもすぐに見つかります。利用できるのはパソコンだけではありません。スマートフォンでも大丈夫です。ぜひ一度、御覧になって下さい。
○12月1日(土)は授業参観日です。
 今年度3回目の土曜授業の日ですが、今回は通常の授業参観に加えて、人権集会の様子を皆様に御覧いただこうと考えています。国では12/4~10までの1週間を人権週間と定め、様々な啓発活動を行っています。本校でも集会を行いますが、人権に対する理解を深め、それを尊重し、守ろうとする態度を育成することを目的とします。各学級毎の標語の発表や読み聞かせ、合唱など予定しています。さらに今年は演劇クラブによる発表も組み込んでいます。台本を読ませていただいたのですが、修学旅行を前に学級で起こったある出来事を題材としており、今の子どもたちの考え方がよく表現されています。そして注目のラスト・・・。
 授業参観は9:10~9:55、人権集会は10:10~11:10、下校指導のあと、懇談会を11:25~11:55と予定しております。たくさんの皆様の御来校をお待ちしております。

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12月3日〈62号〉

 久しぶりに雨の中、子どもたちが登校してきました。こんな日、いいことだなぁ、と私が感心することがあります。他の学校ですと登校時に雨が降ったとき、学校前の道路に車が集中します。児童数が500を超えるような規模の学校ではよくあることです。街の中の学校ですと周りに迷惑をおかけすることにもなります。しかし本校にはそれがないのです。(もちろん、事情があって子どもさんを送ってこられる家庭はあります。)これは保護者の皆様の考え方だと思います。集団登校もあるし、少々の雨であれば歩いて行かせる、その方針を私はとてもうれしく思います。 さて、土曜日は授業参観、人権集会、懇談会を設定させていただきましたが、多くの保護者、御家族、地域の皆様に御来校いただきました。どの教室もたくさんの参観の皆様でいっぱいです。子どもたちも、担任も、やりがいを感じながら授業を進めていました。さらに次の時間の人権集会にも本当にたくさんの皆様に御来場いただきました。椅子が足りず、御迷惑をおかけしました。子どもたちのやる気と熱気が伝わります。実は私、別の用務があり、はじめのあいさつだけさせていただき、会場を出ましたのでそのあとのこと、見ていないのです。残念でなりません。読み聞かせや演劇クラブの発表はいかがでしたか。そして家に帰った子どもたちに何らかの変化がありましたでしょうか。人権という難しい言葉についてはまだ理解できなくても、人を大切にするという思いは共有できたでしょうか。そうであれば大変うれしく思います。
○少人数指導講師が本日をもって退職となりました。
 先生には少人数指導担当として、5年生と2-3の算数、6年生の書写を担当していただきました。いつもやさしく、粘り強く教えて下さいましたので多くの子どもたちが先生を慕っていました。しかしながら本日をもって任期が終了し、大変残念ですが先生とお別れすることになりました。先生への温かい御支援、ありがとうございました。なお、後任につきましては現在調整中です。
○朝のランニングが始まっています。
 校内持久走記録会は来年の1月19日(土)に開催の予定です(雨天順延、詳細は後日)。その日を目指して、児童の体力と走ることへの関心を高めるために朝のランニングを始めました。写真のように朝もやの中、子どもたちは元気に走っています。
 持久走ですから自分のペースで走ります。また、走りすぎ防止のために1日の周回の上限も決めています。7:55からは自主練習、学年全員で走るのは週に2回、8:15からとなっています。子どもたちは走った距離を記録し、チャレンジカードに色を塗っていきます。そのカードは佐世保駅を出発して佐々駅を通り、たびら平戸口駅を目指すように地図が書かれています。田平に到着すればちょうどフルマラソンの距離を走ったことになるよう体育主任が計算しています。
 私たちは児童の健康管理には特に注意しています。体調の悪いときに無理をさせることはありません。子どもたちには楽しくがんばることを教えます。1月の記録会にはぜひ、おいで下さい。

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12月6日〈63号〉

 ここ数日の12月とは思えないような暖かさはどこへやら、今日は少し冷え込んでいます。ポケットに手を入れたまま登校する子どもたちが目立ちはじめましたから、危ないよ、と話しかけたりしています。いよいよ2学期も2週間あまりとなりました。
○学級編制って御存じですか。
 先日、ある方と話をしておりますと、どういう決まりで学年の分け方が2クラスとか3クラスとかになるのか、それが分からない、とおっしゃいます。確かにそうです。私たちはもちろん知っていますが、保護者の皆様にお知らせすることはありませんでしたから。このことは当然ですが法律で決められています。それに則って学級の数を決めていくことになります。  国の基準が根本としてあるのですが、その基準は厳しく、学級数を増やすことができません。そのため、各県で独自の基準を設け、学級数が少しでも増やせるように配慮してあります。学級数が増えた方が教室内の児童数が減り、一人一人に目が行き届くことになるのです。もちろん教員の数もありますからやみくもに学級数を増やすことはできません。
 国と長崎県の基準はこうなっています。

国の基準(人)   1年 35 2年 40 3年 40 4年 40 5年 40 6年 40  
長崎県の基準(人) 1年 30 2年 35 3年 40 4年 40 5年 40 6年 35  
※特別支援学級・複式学級には別の基準があります。 
※「弾力的運用」というものもあり、すべてが今回の説明通りになるとは限りません。

 この表にはどういうことが書いてあるかと申しますと、たとえば40という数字はこの学年は、教室には40人までしか入れてはいけない、ということを表しています。
 例:ある年度、4年生は82人在籍です。この場合、41と41に分けることができますが、教室には40人までしか入れてはいけませんから、3クラス(27,27,28)となるのです。
 複雑なのは1年生です。県の基準によりますと、1年生の時は30人、2年生で35人、3年生で40人と教室に入れていい人数が変わってきます。
 例:ある年度1年生は93人、入学しました。31,31,31に分けられそうですが、30人までしか教室に入れてはいけませんから、(23,23,23,24)の4クラスになります。しかし、2年生になると35人まで教室に入れることができますから、31,31,31の3クラスとなるわけです。学級数が減ることになります。
 同様に6年生でも学級数が変わることがあります。
 例:ある年度の5年生は74人います。この場合、40人基準の学級ですから37,37の2クラスです。ですが、6年生に進級しますと35人学級になりますので37人も学級にいてはいけません。なのでこの場合、24,25,25の3クラスに増えます。
 このように同じ人数であっても、学年によって学級数が変わることがあるのです。不思議だなと思っておられた方、ちょっとややこしい説明でしたがお分かりいただけましたでしょうか。

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12月10日〈64号〉

 先週後半、急に気温が下がりましたが今日も寒い一日となっています。これが通常の12月の気候なのだろうとは思いますが突然の冬の到来、皆様体調などくずしておられませんか。
 学校はあと2週間で第2学期の終業式となります。今は学習のラストスパートといったところでしょうか。どの学級もちょっと忙しそうに感じます。
○8日(土)、6年生は学級レクレーションで餅つきを行いました。
 この日も冷え込みました。土曜日の朝ですが、たくさんの方々が餅つきのために集まって下さっています。まずは子どもたち、みんな元気です。さあ、つくぞ、そんな気合いが伝わってきます。そしておうちの方々。たくさんお見えです。子どもと一緒に餅をついたり丸めたりする機会ってそうあるもんではないでしょうから。また、餅つきにはどうしても男手が必要になりますが、お父さん方もたくさん来て下さっており、特につき始めのこねる段階で活躍して下さいました。大変頼もしく感じられました。
 そして地域婦人会のみなさんです。前日から手伝いに来て下さっていました。会長さんはじめ、10名の会員のみなさんがいろんな面でサポートして下さいました。米を洗って水に浸す、量や時間を計って蒸す、つく、ちぎる、丸める。これらの作業、素人ではなかなか難しいのです。婦人会の方々に教えていただきながら子どもたちもがんばっていました。間もなく腰を入れてつけるようになりましたし、きれいにもちを丸めることができるようになりました。
 私もつきたてのお餅をいただきました。あん餅、きなこ餅、大根おろしで食べる餅。どれも最高でした。本校の職員もお手伝いさせていただきました。みんな、楽しいひとときを過ごしていました。
 寒さも吹き飛ぶ温かいお餅、子どもたちは本当においしそうに食べていました。保護者の皆様、ありがとうございました。子どもたちにとっても楽しい冬の日の思い出となったのではないでしょうか。お世話下さった役員のみなさん、大変だったかと思います。お疲れ様でした。
 なお、婦人会のみなさんですが、次は3年生と堆肥作りから取り組んだ野菜を収穫し、豚汁作りを手伝って下さるのだそうです。お忙しい中、本校児童の体験活動のために多大な御協力をいただき、心より感謝申し上げます。

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12月17日〈65号〉

 いくぶん温かく感じます。2学期最後の月曜日の朝を迎えました。先週の金曜日には3年生が作った豚汁をいただきました。おいしいのはもちろん、野菜がたっぷり入っていて、体が温まりました。地域婦人会のみなさんの御協力を得て堆肥を作り、丹精して育て、収穫した野菜です。うまいに決まっています。このところ、農業体験のまとめとして子どもたちはいろいろな作物を収穫しました。子どもたちは私にも野菜を届けてくれます。おかげさまで家の食卓がとても豊かになっています。大変ありがたいことです。
○4・5年生の学力向上対策について
 9月からですが、4・5年生には私が作成いたしました学習プリントを渡しています。5年生は月・水の週2枚、4年生にも火・木の週2枚、渡しています。内容は全国学力テスト、県の学力テストにおいて過去に出題された問題です。問題は県の教育委員会のホームページに掲載され、学校関係者のみ、利用できるようになっています。県教育委員会は、それらの過去の問題を児童に提示し、学習に活用することを奨励しています。
 問題には国語と算数があり(ときどき理科も入ります)、それぞれA問題とB問題に分けられます。Aは基礎的な内容、Bは活用・応用の内容となっています。特にBに関しましては思考力と読解力が必要とされ、算数も国語も長い文章を読み、質問の意図を確実に捉えなければ解答することができません。どうしても同様の問題で練習しておく必要があるのです。授業で培った知識以上のものを求められることはありませんが、その知識の使い方には練習が必要なのです。本校の授業は充実しており、児童は十分な学力を身につけています。ただし、その調査に対応するための能力が別に求められる、というのが実態です。そしてその能力はこれからの時代を生きる子どもたちに必ず必要となってくるものでもあるのです。その点につきまして御理解いただきますようお願いいたします。
 そこで私が過去の問題を取りだし、プリントにまとめて配付しています。児童は家庭で問題に取り組み、翌日、教室で担任が解説します。授業の内容とは直接関係のない問題ですので授業時間は使いません。2校時終了後の口石っ子タイム(全校でプリント学習等に取り組む時間)を活用します。子どもたちはそこで先生の話を聞き、間違いがあれば直します。プリントはすべて私の元に届けられ、私が赤ペンで○をつけたりコメントを書いたりします。児童のコメントの欄もあり、感想や私への応援の言葉など書かれています。また、自己評価の欄によく分からなかった、等のコメントがあった場合、校長室に呼んで私がもう一度解説します(委員会活動や学級遊びなど用事がある場合はそちら優先)。分からないままで終わらせない、このことを大切にしています。難問があれば家族で取り組んでくださる御家庭もあるとのこと、ありがたく思います。
 ただ、これらの問題は次の学年に進級した時点で解くべき問題ですから、私が配付しておりますプリントには4・5年生が今の段階でまだ習っていない計算や漢字など含まれている場合があります。その場合は無理にやろうとせず、とばすよう指導しています。もちろん、おうちの方に聞いたり、辞書など使って答を出してもいいのです。
 この冬、私は4・5先生にプリント集という形で宿題を課します。内容は過去のA問題です。解答に苦労するような難しい問題は入れていないつもりです。問題数も少なくしています。この忙しい冬休み中に、と思われるかも知れませんが、児童の学力の維持と向上のため、と御理解いただき、がんばる子どもたちを励ましていただければ幸いです。

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12月21日〈66号〉

 2学期が終わりました。9月の段階では、長い2学期だし、いろんなことができるな、などと考えておりましたが、今日になってみますとあんなことやこんなこと、ぜひやっておきたかったなぁ、などと考えることも多いのです。
 これから年末・年始となりますが、お忙しい時期かと思います。子どもたちには休み中の生活の仕方について指導はしておりますが、御家庭でも今一度、御確認ください。 
 さて、今朝の終業式、私は子どもたちに対して概略、以下のような話をしました。
 さて、もうずいぶん昔のことのように思ってしまいますが、2学期が始まったとき、9月の3日でしたが、校長先生はみなさんに2学期にがんばって欲しいことを3つ、言ったんです。覚えていますか。
 ひとつ目は夏休みが終わったばかりでしたから生活のリズムを取り戻そう、ということを言いました。もうそこは大丈夫ですよね。
 ふたつ目は本を読みましょう、ということを話しました。校長先生は図書館の担当の大原先生に聞いたんです。2学期になって子どもたちは本をたくさん読みましたか、と。すると、どの学年も目標を決めてがんばったので2学期はみんなが読んだ本の数がずいぶん増えました、と答えて下さいました。これは目標達成できました。よかったです。
 みっつ目、あいさつをがんばりましょう、ということを言いました。できていますか。あいさつは大きな声で言います。自分から言います。相手の顔を見ながら言います。ポケットに手を入れたままあいさつしていませんか。校長先生は、地域のいろんな人にお話を聞きましたが、あいさつは口石小学校全体でもっとがんばらなくてはいけないことだと思っています。3学期の目標として1月にまた言います。  
 さて、冬休みです。校長先生にはみなさんにこういうことをして欲しいという願いがあります。それは、みなさんも、家族のひとりとして、日本の冬を楽しんで欲しい、ということです。年末年始には日本にしかない、昔から伝えられてきたことがたくさんあります。年の終わりには大掃除をしたり、お正月の飾りを作ったり、年越しそばを食べたり、除夜の鐘を聞いたり。年が明ければ、お正月の挨拶をして、初詣に行ったり、お雑煮を食べたり、親戚が集まったり。コマ回しやたこ揚げをする人はいるでしょうか。
 大事なのはあなたも家族のひとりなのですから、一緒にお手伝いをしたり、話をしたり、ご飯を食べたりする、ということです。一人でずっとゲームとかやっていないで、みんなと一緒にいて、日本にしかないようなことをたくさん経験して下さい。もちろん宿題など、勉強は一人でちゃんとやって下さいね。
 いろんな経験をしましょうと言っていますが、もちろん保護者の皆様の意向があっての話です。可能であれば、よろしくお願いします。
 さて、2学期が終わりましたが、皆様にはいろんな場面で大変お世話になりました。たくさんの御協力のおかげをもちまして学校の教育活動がスムーズにはこんだ、そういう例はたくさんあります。例えば2年生の町探検は保護者の皆様の多くの目があったからこそ事故なく、無事に終了することができました。学習公開はたくさんの皆様が御来場下さいましたので子どもたちは張り切って発表しました。危険箇所についても多くの情報が集まりました。ありがとうございました。さあ、間もなく今年も終わりますね。皆様、どうぞよいお年をお迎え下さい。

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1月8日〈67号〉

 保護者の皆様、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 冬休みの期間中、本校の子どもに関する事故や事件の報告を受けることはありませんでした。年末年始の学校閉庁期間中は、何かあった場合、教頭宅か私の家に皆様から直接連絡をいただくことにしておりますので、私、常に多少の緊張状態にあります。ですから1日が終わり、何事もなければほっとするのです。子どもたちが無事に毎日を過ごしたこと、これは各家庭での皆様の指導が行き届いていることの表れです。ありがとうございました。
 さて、3学期が始まりました。本日の始業式におきまして、私は以下のような話をしました。
 さて、今日から3学期ですが、1学期や2学期の始まりのときとは少し違うところがあります。それはそろそろゴールが遠くに見え始めているということです。ゴールとは6年生ならば卒業、他の学年なら修了、ということになります。これからの1月、2月、3月はあっ という間に過ぎていきます。今日やるべきことは今日のうちにやる。明日は明日のやるべきことがあります。時間を大切に使います。
 さて、校長先生はこの3ヶ月間、みなさんにがんばって欲しいことを3つ言います。
 まずは勉強です。今の学年の勉強の中身をしっかり身につけて次の学校や学年に上がらなければなりません。当たり前ですが、まずは授業に真剣に取り組むこと。これが一番大切な ことです。宿題が出ればしっかりがんばります。そして校チャレや校長塾などの勉強も続けてやります。白石先生や校長先生も、がんばりますよ。大切なのは、分からないことをそのままにしておかない、ということです。次の学年になったとき、困ってしまいます。分からないときは先生に言ってください。もう一度、しっかり説明してくださいます。
 次にあいさつ。これは2学期の終わりにも言いました。まずは朝、近所の方や見守りに立って下さっている方にあいさつして下さい。あいさつはきちんとします。声を出して、相手 を見て、自分からあいさつして下さい。それが次第に広がって普段の生活の中でもあいさつが普通にできるようになればいいなと校長先生は思っています。
 最後に健康です。寒くなりますから風邪やインフルエンザなどの病気がはやるかもしれません。それを防ぐには、手洗いうがいはもちろん、早寝早起きする、好き嫌いを言わないで何でも食べる、など普段から規則正しい生活をすることです。寒さに負けずに外で元気に遊ぶことも大事です。
 特に話をしておきたい学年もあります。まずは5年生。集団登校や委員会の仕事など、今日からいろんなものがあなたたちに引き継がれていきます。今の6年生がどう動いているか、 よく見ておいて下さい。4月からはあなたたちがこの学校のリーダーとなるのです。
 6年生、いよいよ卒業までのカウントダウンが始まります。あなたたちはすばらしい6年生です。わずかな日数しかありませんが、みなさんのその背中を他の学年に見せておいてください。それを目標にみんながんばりますから。そしてみなさんは、小学校のいい思い出を仲間や先生とともにたくさん作ってください。
 他の学年のみなさんも、今の友達、先生と過ごすことができるのはあと3ヶ月です。いっぱい話をして、遊んで、すてきな思い出を作って下さい。
 今週はまず、学年ごとに書き初めが行われます。作品は19日の持久走記録会の折に御覧下さい。体育館と保健室前の廊下に展示します。どうぞ御鑑賞下さい。

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1月15日〈68号〉

 真冬らしい本当に寒い日、というものがまだありません。この連休も土曜と月曜はずいぶん暖かく感じられました。子どもたち、そして皆様はいかがお過ごしでしたか。 インフルエンザですが、本日朝現在で欠席が約**名、先週からいたしますと微増、というところです。今のところ本格的な流行には至っておりませんが、学校では引き続き予防に努めます。 ただ、他の地区では罹患者数が増えています。外出時のマスクの着用、手洗い・うがいなど、御家庭でも御注意下さい。もし、お子さんが罹患してしまった場合は医師の指示に従い、ゆっくり休ませて下さい。また、その旨学校にもお知らせ下さい。
○先週、各学年で書き初めを行いました。
 それぞれの学年が計画通りに書き初めを行いました。
9日は午前中に6年生が、午後には5年生が体育館で書き初めを行いました。他の学年も時間をとって教室で書いています。
 私はその日の午前中は学校を空けていましたので、午後、5年生の様子を見せていただきました。体育館いっぱいに広がって床に座った姿勢で書きます。汚さないように新聞紙を敷いています。清書用紙は3枚しかありませんから失敗できません。みんな緊張しながらも、一心不乱に書いていきます。みんなかなり上手です。習字を習っている子はさらに上手です。見事な字を書いています。字がうまいと何かいいことがありそうで、うらやましく思います。
○11日(金)、避難訓練を行いました。
 今回は火災を想定しての訓練でした。今までの訓練と違うのは、掃除の時間に、予告無しで行ったという点です。教室ではなく、いろいろな場所で活動していますから避難経路が複雑です。
 原則としては今、自分のいるところに最も近い経路に合流するということです。さらに大切なのは、自分で考えて、火から遠ざかるように逃げるということです。自分の命は自分で守る、その決意が大切になってきます。実際に見ていましたが、子どもたちはよく分かっていました。担任の事前指導も効いています。大きな混乱等なく、無事に訓練を終了することができました。

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1月21日〈69号〉

 今日も朝は冷え込んでおりましたが、昼近くになりますと気温がずいぶん上がりました。一昨日もまったく同じような天候で、真冬とは思えない青空の下、持久走記録会を開催することができました。運動場やコースの沿道にはたくさんの保護者の皆様、御家族、地域の方々が児童の応援に駆けつけて下さいました。ありがとうございました。皆様の声援と拍手を受け、多くの子どもたちは、この冬最高の記録で走り抜きました。応援の力ってすごいものです。あらためてそう感じました。
 私は開会時の話の中で、「競争相手は今までの自分です。その自分より1秒でいいですから速くゴールに着くようにがんばってみましょう。」そんな話をしました。私、記録会が終わって下校する子どもたちを見送っていましたが、「校長先生、1秒じゃなくて6秒縮めました。」とか 「ぼくは○秒縮んだ。」、「校長先生、○番でした。よかったです。」など、うれしい報告をしてくれました。今回、長い距離を走りきったことに子どもたちは充実感・達成感を抱きました。それが大事なのです。練習もがんばっていました。子どもたち、本当によく走りました。
 さて、真ん中の写真ですが5年生の**君です。ものすごい走りで新記録を樹立しました。おめでとうございます。一人一人の記録につきましては各学級で配付されます記録証を御覧になって下さい。とにかくみんながんばりました。記録証をお子さんが持って帰ったときには、どうぞしっかりと褒めてあげて下さい。よろしくお願いします。
 インフルエンザの状況ですが、全体の罹患者数は増えてはいません。しかしながら本日、特定の学級に罹患欠席者が集中しています。現段階で学級閉鎖の可能性も否定できません。(午後には結論を出しています。) この措置につきましては、町の基準と学校医の意見を参考に、校長が 判断を下します。閉鎖となり、児童が自宅で過ごすことになりますと保護者の方にもいろいろとお世話をおかけすることになりますが、児童の健康を第一に考えますので御理解のほど、お願いいたします。なお、学級閉鎖等の措置を決めた場合、文書の他、メールでもお知らせします。

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1月31日〈70号〉

○30日、第2保育所とさざなみ保育所の子どもたちが学校に来ました。
 学校に来てくれたのはこの4月に1年生になる園 児のみなさんです。10時頃、学校に着きました。
 図工室で教頭先生から学校の話や、今日の予定を聞きました。みんなとてもいい子です。正しい姿勢で 話を最後まできちんと聞くことができます。
 はじめに1年生の教室を見に行きました。1年生 は算数の勉強をしています。この子たちも1年前はこうやって後ろで見ていたんです。1年ってすごい ですね。こんなにお兄ちゃん、お姉ちゃんになりましたから。そして難しそうな勉強をしています。園児のみなさんは教室ではかなり緊張気味でした。
 それから体育館で交流会です。1年生はたくさんの準備をしています。まずはメダルのプレゼントです。ひとりひとりにかけてあげました。なかなか立派なメダルで園児のみなさん、とてもうれしそうです。1年生からの歓迎の言葉があっていよいよお待 ちかねのゲームの時間です。
 1年生は自分たちで楽しいゲームのお店を用意していました。魚釣り屋さん、ボウリング屋さん、輪投げ屋さんです。園児のみなさんは1年生に付き添 われながらお店を回ります。1年生のおもてなしがすごいんです。とても親切です。自分たちだって遊 びたいのでしょうけど、今日はとにかくおもてなしに徹しています。見ていて本当に感心しました。
 園児には学校の楽しさを知らせる。1年生には自分たちは先輩なのだという自覚を持たせる。そんな 意味のある交流学習でした。園児のみなさん、4月まで元気でね。

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