校長室だより テキストバージョン vol.41~50

9月7日〈41号〉

 昨日は朝起きたらすべての局が地震のニュースを伝えていました。大規模に山が崩れています。恐怖を感じます。つい先日、台風21号により大阪を中心とした地域に大きな被害が出ていました。今度は北海道です。いったい日本は、というより地球はどうなってしまったのでしょうか。今はただ、みなさんの無事を祈っています。
○6日、5年生は稲刈りをしました。
 5年生の社会科では日本の産業が取り上げられます。まずは1次産業、農業や漁業です。その学習の一環として田植えと稲刈りを体験します。
 5年生が田植えをした田んぼに行きますとそこだけ色が違います。時期をずらして早く刈り取れるようにしているのだそうです。確かに9月はじめの稲刈りってずいぶん早いように思います。
 この体験学習は口石と木場の老人会、さらにJAのみなさんにお世話いただきました。この方々は毎年稲作体験に関わって下さっているとのこと、ありがたいことです。実は、子どもに体験活動をさせるとあとが大変だったりするのです。田植えのあと、実はこっそり植え直して下さったり、刈った稲をそろえ直して下さったり。どちらも機械でやれば短時間でできることではありますが、そこを子どもたちに体験させて下さっています。本当にありがたいことです。
 自分たちが毎日食べているお米がどのように作られているのか知ることはとても大切なことです。また、講師の方が「米という字は分解すると八十八となります。八十八の手間をかけて作っているのです。」とおっしゃいました。これも心にとどめておきたい言葉です。安全でおいしい食物を選ぶということは食育の基本でもあります。米作りを含めて、本校で取り組んでおります様々な農業体験は将来、きっと子どもたちの役に立つはずです。
 子どもたちは慣れないのこ鎌(のこぎりのようにぎざぎざのある鎌です。)を持って田んぼに入りました。ほとんどの子どもが初めての経験でしょうし、難しそうです。私はちょっとえらそうに手本を見せたりしました。でも子どもたちはすぐに上手になります。終わる頃にはサクサクと手早く稲を刈れるようになっています。少し汗をかきましたが、誰もケガをすることがなく、稲刈り体験は無事に終了しました。

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9月10日〈42号〉

 先週までは確かに子どもたちの熱中症について心配していたのです。ところが今、家でもエアコンを使うことがありません。そろそろ長袖のシャツを準備しようとしています。最近の気候はずいぶん極端な気がします。このようなとき、体調を崩すことも多いようです。御注意を。
○金曜日、避難訓練を行いました。
 行ったのは地震対応の訓練です。熊本や北海道のこともありますし、佐々は安全だろう、なんて言えないのです。今や日本中、どこで地震が起こっても不思議ではありません。ですから本校におきましても避難のしかたについて考え、練習しておく必要があったのです。
 地震を感じたら、または緊急地震速報が出されたら、まずは身の安全を図ります。火災であれば即、避難となりますが地震の場合は違います。学校には倒れてくるような家具はありませんのでまずは机の下に身を潜めます。揺れがおさまるまで待ちます。いきなり外に飛び出すようなことはしません。これらの行動はすべて放送で指示をします。放送が使えないよう事態になれば担任が指示します。揺れがおさまると担任は避難経路の安全を確認し、児童を誘導します。津波の危険がない場合は運動場に避難しますが、今回はそこまで想定しましたので校舎の3階に全児童を集めました。超巨大な津波が発生した場合、校舎の3階は安全かという疑問を抱かれるかと思いますが今回はこのようにしました。もし現実に大地震があり、巨大な津波が押し寄せる、という情報が入ったときは速やかに学校を出て、さらに高い場所へ児童を誘導することになります。
 子どもたちは避難する際、頭を保護します。教科書や手提げ袋など、必ず何かを頭にのせ、走らないように急ぎます。訓練とは言え、全員真剣そのもので、おしゃべりする子などいません。避難開始の放送からおよそ6分で全児童の避難が完了しました。いたずらに急ぐことはありません。ガラス片など落ちているかも知れませんから慎重に歩きます。その分、火災のときに比べて多少時間がかかります。
 今回、避難指示の前に全学級で緊急地震速報について学習しました。気象庁が出しているビデオを使いました。去年の熊本での地震の時、みなさんの携帯電話から緊急地震速報が流れたのではないでしょうか。みなさんはそのとき、どうしましたか。家庭でも、大切なのは日頃の準備とそのときの冷静な判断です。まずは身の安全を優先すること、特に子どもは守らなければなりません。御家庭でも一度、みなさんで話し合われてはいかがでしょうか。

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9月11日〈43号〉

 朝から爽やかな風が吹いています。日中動くとちょっと汗ばむことはありますが危険を感じるようなことはもうないかと思います。日本に四季があることに感謝です。
 さて、本日より夏休みの作品展を体育館にて開催しております。素晴らしいです。ぜひ、見に来て下さい。この紙面でいくつか作品を紹介しますが、それは私が個人的に、あ、おもしろい!、家族の絆が見える、すごくがんばったなぁ、そんな感想をもったものです。
<1年生> 左上、へびの夏休み。ペットボトルのキャップで体ができています。かき氷を食べる表情がかわいいのです。軍艦島、これすごいです。紙面では小さい部分を伝えることはできません。ぜひ、実際に御覧下さい。観覧車、これはヨーグルトの容器で作られています。1年生らしいかわいい作品です。習字、素晴らしいです。私は習字の先生ではありませんが、この堂々とした字、1年生とは思えませんでした。
<2年生> 右、これも観覧車です。回すためのハンドルもついています。手作り感がいいのです。その下、ロボットのようなものです(キャラクター名はあります)。木片でできていて、すごく素朴です。なんか、工作、って感じがして、好感が持てました。左の習字、これも2年生と思えない、素晴らしい字です。なお、工作作品などの作者氏名は出していませんが、習字に関しては名前も作品の一部と考え、そのまま載せています。御了承ください。
 今朝、たくさん写真は撮ったのですが紙面が小さいためとてもすべてを紹介できません。本当に残念です。次号は3・4年生の作品です。

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9月12日〈44号〉

 それでは夏休み作品展の作品紹介、3・4年生の部です。
<3年生> 左の作品、イチゴのケーキです。私、一瞬本物かと思いました。そのくらいリアルです。その下は針金でできたヘリコプターやバイクです。形をよくとらえています。右、これは本当はとても小さいのです。一冊一冊の本が大変リアルに作られています。色もそれぞれ微妙に違うのです。細かい作業をコツコツと続けたのでしょうね。素晴らしい。下は習字、上手です。ひらがなって難しいのです。私もこれくらい書ければいいなぁとうらやましく思います。
<4年生> 左上、これ、塩でできているんだそうです。題名のとおりまさにサンゴです。どうやって作るのでしょう。驚きました。その下、ハスの花だそうですが花びらや葉など実にていねいに作業しています。大きな花がとても目立ちます。その下は屏風なのですが、そばにいた5年生が感動しています。実はこの屏風、見る方向が違うと絵柄も違って見えるのです。よく考えたものです。絵もきれいです。右上、バスケットボールのおもちゃです。いかにも手作り、そんな感じがいいです。男の子らしい楽しい作品です。バスケットをやっているんでしょうか。その下は潜望鏡。中に鏡があって下に隠れながら上を見ることができます。(写真の子は上から見ていますが本来は下から見るのです。)私も作ったことがあります。懐かしい作品です。さらに高学年になりますと自由研究も素晴らしいのです。おもしろいものがたくさんあります。ぜひ、御覧下さい。

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9月13日〈45号〉

 では夏休み作品の紹介、高学年の部です。5・6年生になるとさすが、という感じがします。
<5年生> 高学年になりますとさらにすごいことになっています。まずは左上のノート、「片頭痛と天候の関係について」調べてあります。実は私にも片頭痛がありまして思わず詳しく読みました。すごいですよこのデータ。参考になりました。右横は猿のぬいぐるみ、靴下でできているんでしょうか、「ソックモンキー」という名前がついています。ひと針ひと針、ていねいに縫ったあとが見られます。左下は研究発表です。「居酒屋さんの1日」なんとも興味をそそられましたので読みました。おもしろいです、これ。お客さんにインタビューしたり、お店を閉めたあとのことも調べたり。完成度が高いのです。右下は条幅の習字です。大きく堂々と書かれています。3人とも上手です。
<6年生> 6年生になると研究物が多くなります。小さくて文字は見えませんが、私がおもしろそうだと思ったのは「四角い氷、丸い氷、解けづらいのはどっち」「ゼリーを濃縮したらグミになるのか」です。どうなるんだろう、俄然興味が湧きました。グミができるんでしょうか。他にもたくさん研究物があります。ぜひ読んで下さい。本当におもしろいのです。左は習字、さすが6年生です。素晴らしい字です(カメラの角度でちょっとゆがんで写っています)。下はこれもさすがというしかない手芸作品。フェルトでできた絵本です。温かくていいですね。小さい子には最高です。横は卵の殻で作った作品。中身を出して、ていねいに色づけしてあります。ひとつひとつに個性があってとてもかわいく仕上がっています。今回、3号使ってほんの一部のみ紹介しましたが、みんな素晴らしい出来です。どうぞ会場へ。 

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9月14日〈46号〉

 朝から雨模様、子どもたちの傘の列が続きます。金曜日ですから今週は今日まで、となるところですが、明日もあります。年4回の土曜日授業の2回目となります。御家庭によっては参加しにくい設定かもしれませんが、佐々町独自の取り組みである土曜日授業について御理解いただければと思っております。なお、明日の場合、授業のあとは懇談会のある学年、親子レクレーションのある学年、6年生は修学旅行説明会とそれぞれ違いますので御注意を。また、先日から御案内しておりますが、夏休み作品展を開催中です。ぜひ、体育館へお越し下さい。
○佐々町地域婦人会が表彰を受けられました。
 本校の体験活動においては同婦人会よりたくさんの支援をいただいております。便り26号で紹介いたしましたように5年生は梅干し作りにチャレンジしていますし、3年生は地球環境を守り、食生活を豊かにするという目的で生ゴミ堆肥による野菜作りを行っています。
 このたび、同婦人会は長崎県知事表彰を受けられました。学校での支援活動を含め、たくさんの実践があり、それらが評価され、今回の受賞に結びついたのだろうと考えます。会長様はじめ、佐々町地域婦人会の皆様、誠におめでとうございました。今後とも本校の子どもたちのためにも御支援をお願いします。
○通学路点検について
 8/9回収のアンケートにて、皆様から通学路の危険箇所についてたくさんの回答をいただきました。それらは21日夜に生活指導部会の皆様と学校職員でまとめ、ひとつずつ、地図に記していきました。出来上がった一覧は教育委員会にも提出し、佐々小校区内のものと合わせて実際に点検することになりました。それを10日の月曜日に行ったのです。健全育成会、警察、防犯リーダー、スクールサポーター、PTA、学校、教委などそれぞれの代表の方が出席し、現地を見て回りました。口石小校区についてはこの日、6カ所を点検しました。(他の場所についても教育委員会と学校が実際に確かめています。)その6カ所とは ①
   から千本公園に至る坂道、②   から上る新町の坂道、③   から上る林道、④木場の   付近、⑤佐々南高架下、⑥メロディ橋近くから浜迎方面に上る道路、です。
 今回の点検の視点は、周囲の目があるか、逃げ込む住宅や店舗があるか、不審者が潜みやすい場所がないか、街灯はあるか、交通量はどうか、等です。
 その結果、学校の指導の徹底、ボランティアによる見守りや警察のパトロールの強化、防犯灯やカメラなど設備の充実、環境保全の徹底、空き家や空き地の管理、通学路の再考などの具体的な対策が検討されました。子どもの安全を守る、それはすべての大人の思いです。たくさんの方々が実際に行動して下さっていること、大変ありがたく思っています。

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9月21日〈47号〉

 プールの裏手には彼岸花が咲いていて、真っ赤な帯が一直線に走っています。いよいよ秋、ですね。昨日はけっこう降りました。時間帯によってはどしゃ降りという状況もありました。そんな中ではありましたが、2年生はたびら昆虫自然園に生活科の見学で出かけました。私もそちらに参加させていただきました。
 同じく昨日、1年生の保護者の方をお招きして給食試食会が行われました。激しい雨の中、たくさんの方に御参加いただいたと聞いております。ありがとうございました。メインは豆のポタージュとトマトオムレツだったとのこと、いかがでしたか。私は口石小の給食はおいしくて充実していると思っています。36年間、たくさんの学校で給食をいただきましたが、間違いありません。ただそれも、保護者の皆様の御理解と御協力あってのことです。ありがとうございます。
 なお、10月26日(金)にはPTA主催で全学年の保護者の方を対象に給食試食会が開催されます。別に案内が配付されますので御一読下さい。
○2年生の生活科見学の様子です。
 
たびら昆虫自然園は1994年に開園しています。私はその当時1度だけ、たしか教員の研修の一環として訪問した記憶があります。それ以来ですから何も覚えてはいませんでした。虫がどうしても嫌いだ、とおっしゃる方には標本室などちょっと厳しいかと思われますが、子どもたちにはいい体験となります。
 今回は雨が降っていましたので、外回りの池など観察に出かけることはできませんでしたが、その分、室内で充実した時間を過ごすことができました。特に印象に残ったのはある指導員の方のお話です。「カブトムシやクワガタを手で持って自分は虫が持てる、なんて自慢してもなんにもならない。虫にとっては迷惑な話、君たちだって首根っこ捕まれて持ち上げられたらいやだろう?ちゃんと持ち方があるんだ。」「蜂とかむやみに怖がらなくていい。君たちと比べれば蜂なんてとっても小さい。だから蜂は人間が怖いんだ。怖いから刺すこともある。怖がらせなければいいんだ。」
 そしてカマキリを出してこられて子どもたちの手をはわせます。カマキリの首をつかんだりしないのです。ただ、はわせるのです。子どもたちは最初はおっかなびっくり、でもすぐに慣れました。確かにこれならカマキリは驚きません。別の部屋には昆虫の標本がたくさん展示されています。男の子たちの興味はやっぱりカブトムシ。それもヘラクレスとか、コーカサスとかの巨大なやつです。きれいなモルフォ蝶の標本もあります。でかいナナフシもあります。あんまり見たくない種類の虫も…。別室ではビデオの上映もあって今回はホタルの生態について知ることができました。えさや成長の様子、オスとメスの発光の違いなど教えていただきました。クイズもあって子どもたちは楽しく学習することができました。
 残念ながら田平公園には行けず、お弁当は学校に帰ってから、となりました。たびら昆虫自然園、なかなかいい施設です。入場料は子どもで300円だそうです。よろしかったら親子で。

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10月1日〈48号〉

 昨日の台風の通過、風雨の強い時間帯がありましたが皆様には被害等ございませんでしたか。今朝は台風一過ということでしょうか、爽やかな秋空が広がっています。いよいよ10月ですね。
 さて、一昨日の土曜日、猛暑のため延期されておりました自転車教室が開催されました。主催は交通安全母の会です。さらに江迎警察署、佐々町交通安全協会、佐々町役場総務課、本校PTAの方々にも御支援をいただいております。あいにく今回も天候に恵まれず、体育館内での学習となりました。実際に自転車に乗って、という学習ではなかったのですが、ビデオや講話で自転車の乗り方を学びました。その内容は、ケガをしたり、事故に遭わないように正しく安全に自転車に乗りましょう、というものですが、最近このような講習会でよく言われるようになったのが、自分が加害者にならないように、という注意です。母の会の会長さんはそのような場合の保険についても話をされていました。みなさんはどのようにお考えでしょうか。
 最後はレクレーションが組まれており、親子で、友達同士で、楽しいひとときを過ごすことが出来ました。参加した子どもたち、保護者の皆様、お疲れ様でした。今回の学習の効果はきっとあるはずです。関係の皆様、本校児童のために、ありがとうございました。
○3校共同研究にかかる研究授業を行いました。
 金曜日の5校時、3年生の学級において研究授業を行いました。その後、研究会を開催しましたので、子どもたちはいつもより早く下校しました。御迷惑をおかけいたしましたが、おかげをもちましていい研究が出来ました。ありがとうございました。  佐々町の学校3校が共同して学習指導の研究をしていることは便りの13号でもお伝えしていました。その研究の一環として、3校の先生方が本校の3年1組の授業を見ました。子どもたち、素晴らしくがんばっていました。他校の先生方からもたくさんほめていただきました。  その後、場所を変えて見たばかりの授業について検討するのです。このところ重視されているのが「言語活動」というものです。かつての授業は、前で先生がしゃべって、子どもたちは一生懸命聞いて、ノートに書いて、ひたすら問題を解く、そのような一方的な傾向が強かったのです。しかし今は、子どもたちの側から、いろんな考えを出させて、わかりやすく伝え、表現させ、それらを練り合わせてみんなで高め合っていく、そんな活動が仕組まれた授業が求められています。先生方は小グループに分かれ、意見を出し合います。みんな真剣です。佐々の子どもたちをどのように伸ばしていくか、ただその思いだけで時間を忘れて話し合うのです。収穫の多い研究会でした。そして3年1組の子どもたち、ありがとう、お疲れ様でした。

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10月5日〈49号〉

 台風25号が近づいています。本日は急な集団下校の実施で皆様にも御迷惑をおかけします。もしかすると今日の段階ではまだ大丈夫なのかも知れません。しかしながら児童の安全を最優先に考え、今回の措置といたしました。御理解くださいますようお願いします。
 さて、季節がよくなってまいりましたので各学年、いろんな行事など計画しています。すでに実施されたものも少なくありません。まず、火曜日、私は3年生の社会科見学に同行しました。
○3年生の社会科見学、話を聞いてみると私も知らないことばかりでした。
 まずは○○さんへ。実は全くの認識不足で、お茶畑と工場は世知原ではなく、佐々町迎木場免にあるのです。私、長年佐々に住んでいながらこの場所は初めてです。
 社長さんが素晴らしくて、お茶の事業を日本中、世界中に拡大させているすごい人、というより話し好きの優しいおじさん、という感じの方でした。私の1歳年上です。子どもたちにもわかりやすく説明してくださいます。そして子どもたちの質問がまた的を射ていて、私、本当に勉強になりました。お茶の作り方、季節、品種、おいしい飲み方など子どもたちの質問から知ることが出来ました。たとえば、お茶は低い温度で入れると柔らかくておいしいが、高い温度だとカテキンが溶け出して苦みが出る、でもそのカテキンが体にはよい、という話など。
 この畑、昭和29年に社長さんのお父さんが開いていったのだそうです。ちょうど近くにその方がおられましたので話を聞きました。クワ1本で耕し続け、今では大きな野球場が9つ入るほどの広さになったそうです。
 最後はお茶の試飲。子どもでもおいしいお茶は分かるのです。プロが入れてくださったお茶です。本当においしかった。お土産(!)までいただいて次の場所へ向かいます。
 着いたのは明太子で有名な○○。佐世保の中里にあります。ここでもたくさん勉強しました。ビデオで明太子の原料から製造までわかりやすく教えていただきました。数名だけ、工場の中に入ることが出来ました。写真のように完全防備、食品の製造場ですから当然ですが。支社長さん(未確認です)も大変親切な方で子どもたちのためにいろいろと配慮してくださいました。ありがたいことです。ここでもお土産(!)をいただいてバスに乗車、昼食会場となるでんでんパークに向かいました。午後は工業団地内の○○さんでまた学習しました。大変内容のある見学が出来ました。関係の各工場のみなさんに心より感謝いたします。ありがとうございました。

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10月9日〈50号〉

 土曜日はどの程度の風が吹くのか、心配しながら午前中を過ごしておりましたがなんとかやり過ごすことが出来たようです。皆様の御自宅等、被害はありませんでしたか。台風が過ぎ去ったあと、日曜日、月曜日は天候に恵まれ、各地・施設で様々な行事が行われました。私は孫の幼稚園の運動会に出かけておりました。
 さて、先週は大きな行事が多く、私も学校を空ける時間が長くなりました。3日(水)は佐々小学校で両校の6年生による陸上記録会が開催されました。私、初めて参加しました。子どもたちはみんな真剣でした。来賓や地域の方々、保護者の皆様も多く御来場下さっていました。現在の保護者の皆様は多分、小体連の世代でしょう(北松出身の方であれば)。かつては5町11校で歌浦小学校、江迎小学校、楠栖小学校のいずれかを会場に1000人近くの児童が集まり、盛大に競技会を行っておりました。北松という地域がほとんどなくなった今、とても懐かしく思います。 開会式の実行委員長あいさつのとき、この記録会の趣旨について佐々小学校の校長先生が話されました。いい意味で競い合うこと、来年の中学校入学を見越して両校の児童が交流すること、それが目的だとのことです。半日見ていましたがその目的は十分に達成されました。子どもたちは真剣に競技しましたし、最後の綱引きの時には混成チームが編成され、ずいぶん打ち解けて話をしておりました。両校の6年生にとって大変有意義な記録会でした。
○月曜日の行事から
 私がまず向かったのは小浦のおくんち。子どもたちの相撲大会です。初めて見ます。かつて本校に勤めていた頃も行われていましたが平日に重なることが多く、観戦することが難しかったのです。幸い今年は祝日でしたから行ってみました。町内会の対抗戦もあるし、個人戦もあるし、かなりの盛り上がりです。まわしを締めての所作など本格的です。周りの大人たちもうれしそうです。こうやって地域の伝統行事が守られ、受け継がれていくのですね。
 次は文化会館、ここでは佐々中学校吹奏楽部の定期演奏会が開催され、そこに本校の三気太鼓クラブが出演するのです。三気太鼓は昔から知っています。久しぶりに見せていただきました。子どもたち、上手でした。迫力があるし、よく響いています。動きもかっこいいのです。日頃の練習の成果を存分に発揮することが出来ました。これは口石小学校の伝統です。いつまでも、伝えていきたいものです。お世話下さった皆様、お疲れ様でした。

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