Oide Elementary School
盛岡市立生出小学校

がんばろう!岩手
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  平成24年度 校内研究計画 
 1 研究主題
  意欲をもって探究する子どもの育成
   〜生活科・総合的な学習の時間において「説明する力」を高める学習活動を通して〜

2 研究主題についての基本的な考え
 「意欲をもつ」とは
 学びに喜びを見出したり、感動を味わったりすることで、確実にステップアップしていこうとする態度。
 「探究する」とは
 課題にせまるために、自らの方法を考え出し活動していく中で、常に自分が何についてどこまでわかっているのかを捉え、分類整理をしながら次の活動を考え続けること。
 「説明する」とは
 相手や目的を考え、新しい知った事物や事象について、今まで習得した知識や技能と関連付け、それに対する自分の考えや思いを形成してから、自分のものとして相手に伝えることができる力。

3 主題設定の理由
(1)本校の教育目標から
 本校の教育目標は、「学び合いながら、共に伸びていこうとする子ども」の育成であり、目指す子ども像は「目あてをもって学習にはげむ子ども」「思いやりのある心豊かな子ども」「すすんで身体をきたえる子ども」と設定している。
 本主題は、この中の「目あてをもって学習にはげむ子ども」の育成のために、子ども一人一人が自分の考えを適切に表現し、相互の立場や考えを理解し、ともに高まるために必要な技能を身につけさせることを目指し、学校教育目標の具現化を図ろうとするものである。
(2)今日的課題から
 現行の学習指導要領でも、新学習指導要領でも「生きる力」の育成は強く求められている。そして、この時代において、自分らしく生き抜いていくいくために、相手と望ましいコミュニケーションをとる能力の育成が強く必要とされている。このことをふまえ、本研究は総合的な学習をベースに、これからの時代を生きるすべての子どもに必要な言語活動の中でも、わかりやすく伝えるために欠かせない「説明する力」を高めることに焦点を当て、研究を推進していこうとするものである。
 本校では、生活科・総合的な学習の時間において「課題設定の力・課題追究の力・表現する力・ふりかえる力」を身につけさせたいと力と設定し、「説明する力」を支えるものと位置づけ、意図的に取り入れている。その結果、児童がどの段階でも自分の研究を自分の言葉で説明できるようになり、それが相手に納得できるように伝えられれば、自信をもつことができ、より意欲をもち探究することができると考える。
 また、このことは、今回の学習指導要領のポイントである「体験活動と言語活動を共に充実させること」とも重なる部分でもある。これは、すべての教科に関わりをもち、また、国語科の全ての領域に関わりをもつことである。そこで、国語科の「話すこと・聞くこと」「読むこと」の指導事項の技能的な要素をピックアップし、総合的な学習と関連させ、学習に取り入れていきたい。
 次に示すのが海底のポイントである。
 「総合的な学習の時間」の改訂のポイントと本校研究との関わり
 @育てようとする資質や能力及び態度の視点を3つ明示したこと。
  ・学習方法に関すること。
  ・自分自身に関すること。
  ・他社や社会とのかかわりに関すること。
 A問題解決や探究活動の過程で、「他者と共同して問題を解決しようとする学習活動」「言語により分析し、まとめたり表現したりするなどの学習活動」を新たに規定したこと。 
  「生活科」の改訂のポイントと本校研究との関わり
 @幼少連携、合科・関連的な指導を工夫して行うこと。
 A気づきの質を高める学習活動を工夫して行うこと。
 B伝え合う活動を行うことで、すすんでかかわりを深めること。
  国語科との関連事項
 「国語科」では、基礎的・基本的な知識・技能を活用して課題を探究することのできる国語の能力を身に付けることができるように、内容の(2)に、日常生活に必要とされる記録・説明・報告・紹介・感想・意見・討論などの言語活動を具体的に明示している。また、「自分の考えの形成および交流に関する指導事項」では、分かりやすく説明するために、因果関係がある場合や複数の要因によって帰結する場合に応じて理由を付け加えることを揚げている。
 (3)本校の研究と子どもの実態から
 本校では、平成13年度から継続して総合的な学習に焦点をあて研究を推進し、2年前からは、生活科にも範囲を広げ、その連続性を研究している。
 主な成果としては、次のことがあげられる。
 @地域学習を基盤とした学びのプロセスが明らかになり、子どもに浸透してきたこと。
 A総合的な学習における、身につけさせたい力が明確になり、学びのプロセスの中に位置づけられ、繰り返し行うことで子どもたちにその力が育ってきたこと。
 B発表場面における説明する力の構造図、「説明する力」を高める段階的系統表を作成し指導に一貫性を持たせたことで、自分の言葉で発表できる児童が増えてきている。
 C地域素材を活用し、教材化できるものが増えてきたこと。
 D地域に「生出の総合」が受け入れられ、様々な面で支援されるようになってきたこと。
 E教科との関連を意識した活動が多くなってきていること。
 F生活科との連続性が明らかになってきたこと。
 しかし、子どもの実態をとおして見えてきた課題もある。
 本校の子どもたちは、昨年までの継続研究により、総合的な学習において、主体的に課題を追究するようになってきている。しかし、その主体性を支えている、自分と研究対象の「ひと・もの・こと」とのかかわりが浅い児童や、十分に自分の言葉で説明しきれていない実態もある。これは、かかわりのもちかたについては、課題が自分のものになりえているかが問われ、自分の言葉で場分の考えを説明できないことについては、「説明する力」の技能の習得が不十分であることが要因として考えられる。
 また、自分の考えをまとめる際、「本当にそれで自分の思いや考えを伝えられている」という自分自身との対話から逃げて、安易な言葉で書き表す子どももいる。
 これらの実態を踏まえ、体験活動と言語活動の一体化を図る「説明する力」を高める学習活動を実践していくことは、本校の子どもたちに必要であると考えられる。今研究では、「説明する力」の技能の習得に焦点をあて研究を進めることにした。

4 研究の目的

 総合的な学習の時間において、「説明する力」を高める学習指導を通して、意欲的に探究する子どもを育成するための学習指導の在り方を実践的に明らかにする。

5 研究の方向性
 総合的な学習の時間において、身につけさせたい4つの力(課題を設定する力、課題を追究する力、表現する力、ふりかえる力)を支える「説明する力」を高められれば、自分の思いや考えをまとめ、自分の言葉で伝えることができ、さらに意欲をもって追究する子どもが育つであろう。

6 研究の内容(2年次計画)
(1)「説明する力」を高めるための学習活動の在り方を明らかにする。(2年次・今年度)
 ○生活科・総合的な学習における「説明する力」を高める段階的系統表の活用及び加除修正を図る。
(2)発表場面における説明する力の構造図をもとに段階的に手立てを工夫して行い、授業改善を図る。(1年次・今年度)
(3)課題設定場面における説明する力の構造図を作成する。(1年次・今年度)
(4)他教科における「説明する力」を取り入れた指導の在り方について授業実践を行い、手立てを明らかにする。(2年次)
(5)課題設定場面における説明する力の構造図について加除修正を図る。(2年次)
〈継続研究〉
(6)生活科の学習と教科・総合的な学習の連続性を明らかにし、まとめる。
(7)共通課題追究型学習を個人課題追究型学習に高めるための活動の在り方を明らかにする。
(8)生活科の学習と教科・総合的な学習の連続性を明らかにし、まとめる。

7 研究の方法
 ・授業実践 ・文献研究 ・先進校の研究会参加 ・実地調査

8 研究推進計画
(1)研究の重点
総合的な学習の時間において、「説明する力」を高める学習活動を通して、意欲的に探究する子どもを育成するための学習指導の在り方を実践的に明らかにする。
(2)研究組織
全体研究会ー学力向上プロジェクト・研究推進委員会ー生活科部会・総合的な学習部会
 〈主題研究と授業研究会の位置づけ〉
○「説明する力」を高める実践
 @「総合」6年 … 自分の伝えたいことを絞り込むための実践。
 〈段階的系統表〉
  ・「考えや思いの形成」の分析・考察する
  ・「伝え合う技能」の応える
 A「生活科」2年 … 発表場面における質疑を中心とした「説明する力」を高める実践。
 〈段階的系統表〉
  ・「考えや思いの形成」の気づく
  ・「伝え合う技能」の問う、意見・感想
 B「算数」4年 … 算数科における「説明する力」を高める実践。
 〈段階的系統表〉
  ・「考えや思いの形成」の気づく、調査・観察する
  ・「伝え合う技能」の話す、聞く

10 学力向上の取り組み
@チャレンジタイムの取り組み
 ・月曜日の6校時、設定できる日に行う。
 ・漢字、計算などの基本的な技能を高める。
 ・NRT分析と連動させ、事後指導を行う。
  ☆チャレンジテストでは、4月、7月、10月、12月、3月に行い、漢字の習得8割をめざす。(1.2年は完全習得をめざす。)
Aショートチャレンジの取り組み
 ・毎日13:45〜13:55の10分間行う。
 ・言語活動に関する課題や計算に取り組ませる。
B家庭学習
 ※昨年は学年×10分に取り組んできたが、さらに内容の充実を図るために、内容の検討及び、点検の仕方など統一したものを作り、徹底させたい。
Cノート指導
DNRT分析と事後指導