学区の概要
 
  青森県つがる市
つがる市の位置  
 平成17年2月11日。平成の大合併により、木造町・稲垣村・車力村・森田村・柏村の5町村が合併し『つがる市』が誕生しました。
 つがる市は,青森県の西北部,津軽平野の中央部から西に位置しています。東は岩木川を境に五所川原市及び中泊町と接しています。西は日本海に面し,その海岸線は「七里長浜」と呼ばれ,海岸沿いは「屏風山」と呼ばれる丘陵地帯が続いています。南方には津軽の秀峰「岩木山」を望み,平野部は岩木川により育まれた広大な平野が拓け,津軽藩の新田開拓以来の一大穀倉地帯が形成されています。
 木造地区(旧木造町)は,津軽平野を流れる岩木川のほぼ中央部下流の西岸に位置しています。かつて,この地一帯は湿原でしたが,津軽統一の覇者「津軽為信」によって開拓され(木造新田),現在に至っています。

市 章   つがる市の頭文字「つ」を図案化し,たわわに実った稲穂,日本海の美しい波を表現している。
 稲と波しぶきを表している楕円の数は,五町村を指す。自然と調和しながら,市の円満な発展を意味する。
 
  学区の概要
   本校は,旧6校(出来島,越水,吹原,下福原,柴田,菊川小学校)が統合し,平成14年4月に開校した新設校である。学区は広く,木造地区の三分の一を超えるほどの広さである。旧6校の学区はそれぞれ特徴的であり,本校の学区の概要として一まとめにできない状況にある。よって,旧6校の学区についてそれぞれの特徴を挙げることで,本校の学区の概要として理解していきたい。

【出来島】
 1地区(1集落)の学区である。他地域と異なり,海岸線に近い砂丘地帯のため、屏風山系の土地柄を生かしたメロン,スイカの栽培が盛んである。唯一,港(桟橋)があるが,漁業に携わる人は数名である。

【越水】
 県道鯵ヶ沢蟹田線に沿っての広岡・越水・駒田の3地区と屏風山に抱かれた莇岡を含めた4地区から成り立っている。沢山の湖沼群があり,海岸の砂丘に至る一帯には,他に見られない湿原沈下,浮遊,挺水植物群が植生している。殆どが農業収入(メロン,スイカ)で生計を立てている。冬季の出稼ぎは,ここ数年減ってきている。

【吹原】
 寛文年間に開拓され,昭和34年の屏風山国有林の解放と同時に開田・開畑が進められた結果,全国的に有名になった屏風山スイカの主産地となる。近年,減反・転作により兼業農家が増えるとともに季節型出稼ぎが増えてきている。

【下福原】
 農家がかなりの数を占めていて,以前は米作単作地帯であったが,今はメロンの生産農家もかなりの数に上っている。この学区は,穂波小統合前から、地区によって木造中と木造西中に進学先が分かれている。

【柴田】

 木造地区本町の西に隣接し,学区は9集落を含む有数の田園地帯である。よって、米作中心の農業が主な産業で、3世代同居家庭が多い。ただ、近年の農業政策の影響から専業農家は減りつづけ,出稼ぎや勤め先を持った兼業農家が増えている。

【菊川】
 津軽新田の西端に散在する平野・菊川・千代田・遠山の4地区からなり,四方を水田に囲まれている。保護者の職業では,農業を兼業しながら会社員として働いている方が一番多く,次に公務員と続いている。